世界の結婚式ジンクスベスト10

結婚式は人生の中でも特別な儀式であり、多くの国や地域で古くからさまざまなジンクス(縁起担ぎ)が受け継がれています。これらの風習は、幸せな結婚生活を願う心から生まれたもので、今でも世界中の花嫁や花婿たちに愛されています。この記事では、世界各地で信じられている結婚式のジンクスを10選ご紹介します。

1. サムシングフォー(イギリス)

「Something old, something new, something borrowed, something blue」という言葉は有名です。これは「古いもの・新しいもの・借りたもの・青いもの」を身につけることで幸福を呼ぶというイギリスの伝統。古いものは家族の絆、新しいものは未来、借りたものは友情、青は純潔を象徴します。

2. 米をまく(アメリカ)

挙式後に新郎新婦へ米をまく風習は、豊穣と繁栄の象徴です。最近では環境への配慮から花びらやシャボン玉に代わることもありますが、その意味は変わらず「二人の人生が豊かでありますように」という願いが込められています。

3. 白無垢(日本)

日本の伝統的な結婚式では、花嫁が白無垢を身にまといます。白は「すべてを受け入れる」という意味があり、嫁ぎ先の家に染まる覚悟を象徴します。神前式の神聖な場にふさわしい装いとして、今も多くの人に選ばれています。

4. ベールアップ(ヨーロッパ)

花嫁が顔を覆うベールを上げる瞬間には、さまざまな意味が込められています。悪霊から守る、純潔を象徴する、そして最後にベールを上げることで夫婦としての絆が結ばれるとされています。

5. ブルガリアのパンの儀式

ブルガリアでは、花嫁と花婿がパンを同時に引っ張り合い、どちらが大きな部分を取るかで「家庭の主導権」を占うというユニークな風習があります。笑いに包まれるその瞬間は、まさに幸せの象徴です。

6. 靴に名前を書く(ギリシャ)

ギリシャでは、花嫁の靴の裏に友人の名前を書くという風習があります。結婚式後に名前が消えていた人は、次に結婚するというジンクス。友情と幸運をつなぐ可愛らしい儀式です。

7. ガーター・トス(アメリカ)

ブーケトスと並んで人気なのがガーター・トス。新郎が花嫁のガーターを外し、独身男性に投げるというもの。受け取った人は次に結婚できるという言い伝えがあります。

8. ベルの音(アイルランド)

アイルランドでは、結婚式で小さなベルを鳴らすことで悪霊を遠ざけ、幸せを呼び込むと信じられています。今でも「ラブベル」として結婚式の引き出物にするカップルも多いです。

9. レモンの木(イタリア)

イタリア南部では、結婚式にレモンの枝や果実を飾ることで、愛の永続と繁栄を願う風習があります。レモンの香りは清らかさと再生の象徴とされ、幸運を引き寄せると信じられています。

10. 傘で覆う(フィリピン)

フィリピンでは、新郎新婦の頭上に傘や布をかけて神の祝福を受けるという儀式があります。これは悪天候から守るという実用的な意味だけでなく、家庭を守る加護を象徴しています。

まとめ

世界の結婚式ジンクスには、それぞれの文化や宗教、歴史的背景が反映されています。どの国でも共通しているのは「幸せを願う心」。ジンクスを通じて、人々は愛と絆を大切にし、未来に希望を託してきました。あなたが結婚式を迎えるときも、どこかの国のジンクスを取り入れてみると、より一層思い出深い式になるかもしれません。

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